マーケティングごはん

マーケティングとごはんとアニメとマンガとたまに釣り。

今あらためて「価値共創」の重要性を考えてむる

こんにちは。
トライバルメディアハウスの中の人です。

感性のみで生きてきた人間が文章書いて アウトプットすることの勉強も兼ねて、ブログを書くことにしました。

とにかく活字が苦手なので、お見苦しい点は宇水ばりの心眼で心のアーマーをキャストオフしてください。クロックアップ。(またブログの内容はあくまでも個人の意見でございますのでご容赦のほど願います。)
 
タイトルの「マーケティングごはん」は、好きなことを悪魔合体させました。コンゴトモヨロシク。
今本職であるマーケティング領域の話を書こうと思ったんですが、ごはんネタの方が豊富だからごはんネタにしたいでも最初はちゃんと書きたいうーん…という葛藤をくぐり抜けつつキーボードをターンAターン。ミジャグジ様。
 
▼プロフィールなど(・ω・)
http://markegohan.hatenablog.com/about
 

これからの時代に必要な基盤「価値共創」

初回のテーマは価値共創です。

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私はもともとグラフィックデザイナーからクリエイティブディレクターを踏み、広告代理店でなんちゃってプランニングとかしてた人間なのですが、来るお仕事がどれも「誰のためにやってんのこれ?」って思う広告とかとかキャンペーンとかそういうのばっかりだったんです。

もちろんキャンペーンだったり広告だったりはマーケティングのおいて非常に重要なコトなんですが、代理店でやってた上から目線の「嘘にまみれた広告」を作ることに疲れてしまったんですね。
 
もっとユーザーに寄り添った施策がしたいという想いを元に、「共創マーケティング」を事業化しようとしていたトライバルメディアハウスに入社し、試行錯誤の末に、「価値共創」の概念に出会いました。
 
「共創」という考え方は、いまだに「ユーザーと一緒に何かモノを作る」と考えてしまってる方も多いんですが(それもひとつの共創ではありますが)、一番大事なところは、
 
企業の提供するモノ(商品)は、ユーザーの体験・知識・スキルが適応されて、初めて価値が生まれる。
 

という、提供する価値とは何なのか、というところまで深く考える必要があります。
一方通行でエゴに満ちた価値提供ではなく、あくまでも受け手がどう感じるか、が価値となるということですね。

なんで価値共創について改めて書いてるかというと、考え方の根っこにこれをちゃんとインプットして自分ゴト化してるかどうかで、今後大きく差が出ると思ってるからです。

信用経済とか、各方面で色んな言い方がされてますが本質は全部同じで、僕はこれからの時代のマーケティングには、すべてにおいて「価値共創」の考え方をベースにしていかんとアカンのちゃうかと思てます。


そもそも「消費者」という言い方が、とっても企業やメーカー目線の言葉なので、僕は嫌いです。「ユーザー」だったり「価値共創者」って言う方がしっくり来ますよね。
実際、僕はこの価値共創に出会ったことで、自分のマーケティング概念にブレがなくなりました。

 

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ユーザーからしたら、価値は一方的に押し付けられがちです。

 

サービス・ドミナント・ロジック

また、価値共創を深く知る上でとても重要な
グッズ・ドミナント・ロジック(G-DL)とサービス・ドミナント・ロジック(S-DL)という考え方があります。
 

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ちなみに、わかりやすく例えるとこんな感じ。

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ここで重要な2つの要素が、「価値共創」と「文脈価値」です。
※文脈価値については長くなるので別の機会で…

 

より深く知りたい方は、こんな本がございますので、ご参考にどうぞ。


価値価値やたら出てきますが、「誰にとっての価値なのか」をイメージするとわかりやすいかもです。

 

このサービス・ドミナント・ロジックを基軸にした価値共創の考え方をベースにしてから、価値を生み出す主導者はどこなのか、ということを深く考えるようになり、「熱狂ブランドマーケティング」へ取り組むキッカケになりました。

コミュニケーションデザインのお仕事をしていると、本当に「コレ誰のためにやってるんやろう?」っていう葛藤に苛まれることが多々あると思うんですね。

そんな時に立ち返るべき原点が、この「価値共創」の考え方だと思います。

とはいえ、企業の施策としてすんなり実行できるかというと、一筋縄ではいきません。特にメーカーなどの提供側の皆様は、理屈でわかってても組織の都合だったり流通の都合でできないことも多く、実現は難しいという声もたくさん聞きます。

 

でも、必要性は感じてくれてる方も多いのも事実で、「顧客志向」や「受け手重視」など、様々な言い方で未来に向けた取り組みをされている企業様もたくさんありますね。

 

日常的なコミュニケーションでも、ふとしたことで「自分ガー」ってなっちゃいますが、「相手がいてこその自分で、だからこそ価値が生まれる」という風に考え、意識するだけでも謙虚な気持ちになり、コミュニケーションが円滑になると思います。