こんにちは。
トライバルメディアハウスの中の人です。
感性のみで生きてきた人間が文章書いて アウトプットすることの勉強も兼ねて、ブログを書くことにしました。
http://markegohan.hatenablog.com/about
これからの時代に必要な基盤「価値共創」
私はもともとグラフィックデザイナーからクリエイティブディレクターを踏み、広告代理店でなんちゃってプランニングとかしてた人間なのですが、来るお仕事がどれも「誰のためにやってんのこれ?」って思う広告とかとかキャンペーンとかそういうのばっかりだったんです。
という、提供する価値とは何なのか、というところまで深く考える必要があります。
一方通行でエゴに満ちた価値提供ではなく、あくまでも受け手がどう感じるか、が価値となるということですね。
なんで価値共創について改めて書いてるかというと、考え方の根っこにこれをちゃんとインプットして自分ゴト化してるかどうかで、今後大きく差が出ると思ってるからです。
信用経済とか、各方面で色んな言い方がされてますが本質は全部同じで、僕はこれからの時代のマーケティングには、すべてにおいて「価値共創」の考え方をベースにしていかんとアカンのちゃうかと思てます。
そもそも「消費者」という言い方が、とっても企業やメーカー目線の言葉なので、僕は嫌いです。「ユーザー」だったり「価値共創者」って言う方がしっくり来ますよね。
実際、僕はこの価値共創に出会ったことで、自分のマーケティング概念にブレがなくなりました。
ユーザーからしたら、価値は一方的に押し付けられがちです。
サービス・ドミナント・ロジック
ちなみに、わかりやすく例えるとこんな感じ。
ここで重要な2つの要素が、「価値共創」と「文脈価値」です。
※文脈価値については長くなるので別の機会で…
価値価値やたら出てきますが、「誰にとっての価値なのか」をイメージするとわかりやすいかもです。
このサービス・ドミナント・ロジックを基軸にした価値共創の考え方をベースにしてから、価値を生み出す主導者はどこなのか、ということを深く考えるようになり、「熱狂ブランドマーケティング」へ取り組むキッカケになりました。
コミュニケーションデザインのお仕事をしていると、本当に「コレ誰のためにやってるんやろう?」っていう葛藤に苛まれることが多々あると思うんですね。
そんな時に立ち返るべき原点が、この「価値共創」の考え方だと思います。
とはいえ、企業の施策としてすんなり実行できるかというと、一筋縄ではいきません。特にメーカーなどの提供側の皆様は、理屈でわかってても組織の都合だったり流通の都合でできないことも多く、実現は難しいという声もたくさん聞きます。
でも、必要性は感じてくれてる方も多いのも事実で、「顧客志向」や「受け手重視」など、様々な言い方で未来に向けた取り組みをされている企業様もたくさんありますね。
日常的なコミュニケーションでも、ふとしたことで「自分ガー」ってなっちゃいますが、「相手がいてこその自分で、だからこそ価値が生まれる」という風に考え、意識するだけでも謙虚な気持ちになり、コミュニケーションが円滑になると思います。