
アニメ化おめでとうございます!!
からくりサーカスとは?
一緒に現在サンデーで連載中の「双亡亭壊すべし」も見るべし。ベシ!
※当該ツイートは削除したため画像にて
これ、からくりサーカスではなく、「世界で最も熱い血潮と魂を持つ漫画家」と言われる、島本和彦大先生の「吼えろペン」のワンシーン。
藤田和日郎先生をモデルにした「富士鷹ジュビロ」というキャラの「からぶりサービス」というパロディマンガが作中に出てきます。
富士鷹ジュビロは大人気なんです。
ぼくはこの「からぶりサービス」という絶妙なパロディタイトルが大好きで、吼えろペンの作中に出てくるワードの中でも特に記憶に残ってました。だからマジでからくりサーカスのアニメのついでに1分でいいので動くからぶりサービスを見たいと思い、ツイートしちゃったのです。
一報のニュースが流れてきた10分後ぐらいにツイートしたのですが、タイミングも良かったことと「からぶりサービスアニメ化」に共感を持ってくれた人がたくさんいたこともあり、拡散の波に乗ったようです。

否定できないぐらい的確w
投稿後30分ぐらいでガンガン通知が届き出す
1時間ほどで200RT超える
約1時間後
2時間後、トレンドに載り出してまた伸びる
最終的には
結果的に得た学び
バスの構造を、リアル体験で検証できた
弊社社長、池田紀行が提唱する「バズ」の定義があります。
・クチコミはソーシャルグラフで広がる
・バズはFad(短命)である
・拡散力=バズ✕バイラルの掛け算である
・Talk-able/Buzz-able/Sharableを意識する
・コンテンツはスマホとソーシャルでゴクゴク飲めるようにする
・6つの琴線スイッチを意識する
・「共有」と「拡散」は違う=拡散ネタはWhat文脈で設計すること
今回のぷちバズを、上記項目で検証してみましょう。
・クチコミはソーシャルグラフで広がる
やはり、Twitterでのアニメ・マンガ関連ソーシャルグラフのレンジは広いですね。からくりサーカスが好きで、かつ「からぶりサービス」を知ってないといいねもRTもしないでしょうし。いいねRTしてくれた人は、ほかにも「特撮」や「シンフォギア」など、好きなことに共通項がありました。
「熱血」というソーシャルグラフがあるとしたら、明らかに同じ村に住んでますよ。光の速さで明日へダッシュだ!
・バズはFad(短命)である
この投稿の賞味期限は、約4時間ほどでした。まるで蝋燭の灯火。しかし心の炎は消えない!!!( ゚Д゚)m
・拡散力=バズ✕バイラルの掛け算である
BUZZは「人をひきつけるネタそのもの、バイラルは「仕掛け」によって引き起こされるといいます。
ネタはまさに「からぶりサービス」というちょっとマニアックな話を持ってきたところが功を奏しており、仕掛けは「トレンドに載ったこと」で一気に拡散した、ですね。
からぶりサービス×トレンド掲載=拡散 です。
・Talk-able/Buzz-able/Sharableを意識する
Talk-able:会話できる
Buzz-able:バズる
Sharable:シェアできる
「しやすい」と解釈するほうがいいかもですが、ちょっとひねった話題で画像もあり、広げやすい、シェアしやすい内容でした。
・コンテンツはスマホとソーシャルでゴクゴク飲めるようにする
一瞬で理解できる「飲む情報」系のネタだったので、非常にSharableでした。
・6つの琴線スイッチを意識する
6つの琴線スイッチとは、
「驚き」「疑問・興味」「発見・納得」
「共感」「感動」「怒り・疑問」です。
12年ぶりにアニメ化という情報の「驚き」「発見」「感動」、ちょっとマニアックなネタの「共感」「興味」など、琴線にふれる要素が多かったです。
・「共有」と「拡散」は違う=拡散ネタはWhat文脈で設計すること
今回は「僕自身」のパーソナリティは一切関係なく、ネタそのものへのエンゲージメントが要因で拡散されてますので、まさに「What文脈」でした。
今回、全く狙ったわけでは無かったのですが、こうやって振り返ると、上記の要素をちゃんと満たしてバズってることがわかります。
でもね、ぶっちゃけ「タイミング命」だとも思います。タイミング悪ければ上記の条件全部満たしててもバズらないかと…(笑)
やっぱりその人ならではの意見とかHowto投稿のほうがフォロワー増える」とのご意見。確かに露出は30万件、エンゲージは7万件ほどありますが、フォロワーさんはほとんど増えませんでした。WHO文脈じゃないしね。
コンテンツの早バレ問題と、それによる様々な損失
藤田和日郎先生関連の重大発表は来週の水曜日(3月14日)発売のサンデーで解禁されるはずだからサンデー本誌買ってない人は万が一いまTLにその手の藤田和日郎先生関連での情報来ても頼むからRTとかしないでくれ。本当に頼む。ただの情報漏洩なんだ。後生だから頼む、絶対にやめてくれ。
— ネコタ (@neckooo) 2018年3月9日
作者の藤田先生も、直接は言及できない大人の事情があるのか、
漫画で、作者が長い間企んで、伏線張って、秘密をいざ明かす!なんて時に、ドキドキワクワクしてそれを心待ちにしていたのは描いている作者だけだった!!
— 藤田和日郎 (@Ufujitakazuhiro) 2018年3月7日
((((;゚Д゚)))))))
なーんて経験は、今まで掃いて捨てるほどして来てるからなあ。
どんな「反応」でも、嬉しいですよ。
「無視」が恐怖。
だって一生懸命時間かけて仕込んで、相手の喜ぶ顔を想像しながらワクワクしてるところに、ぜんぜん知らんやつが急に来て横からネタをバラすんですよ。死ぬほどムカつくでしょう。経済的損失は無かったにせよ、作り手の気持ちを踏みにじる行為は金銭的価値には替えられません。絶対やったらアカン。
あーダメだ、これはリークでフライングの情報だ。出ちゃいけないやつだ。
— K2-M2🍅Mk-II🐟飯松 (@k2trombone) 2018年3月9日
作品も藤田先生も大好きだからツイート消します。ごめんなさい。
無意識にやってしまうことの怖さ
まとめ
・トレンドの波に乗ると一気に拡散する
・バズの定義はわりと正しかった
・TwitterでバズったところでWHO文脈的にエンゲージしない
・でもいいねしてくれた人をフォローすると良質なフォローバックが来る
・雑誌の早バレは悲しみしか生まないからダメ絶対
・本当のファンなら作者の不利益になるようなことは止めよう
・Twitterは怖い
・みんなもからくりサーカスのアニメを見よう!(原作もな)
色々あったけど、アニメ化はマジで楽しみ。みんなも藤田先生の名作「からくりサーカス」を応援しよう!!
現場からは以上です。