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そして「真・シャイニーカレー」を作ってみた【case-2】

先日、ラブライブサンシャインのグッズのひとつでもある、レトルト版のシャイニーカレーを食べたことをキッカケに、「あれ?これ自分で作れるんじゃね?」と思い立ち、アニメの再現版「真・シャイニーカレー」自作してみることにしました。行動力の化身。 

 

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さ、めしあがれ!

 

↓一個前の記事。

www.markegohan.com


まず結果からいうと、こうです。

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 左:作ったシャイニーカレー 右:アニメに出てきたシャイ煮のカレー

 

どうですかこの再現度。

見た目はほぼ完璧です。

 

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今回はラブライバー&料理するマンとして「アニメの再現ではあるけど、味にも妥協ぜず、ちゃんと美味しいカレーにする」というこだわりを持って挑んだので、原作の素材からは一部変更していますが(さすがに生のマグロはあり得ないww)、ほぼアニメに登場したシャイニーカレーです。厳密にいうと、「シャイ煮カレー」ですね。

 

 

材料の仕入れ

まず食材を仕入れなければいけません。
ネットで調べてみると、シャイ煮に使われていた食材は、

「アワビ サザエ カニ マンボウ 鯛 エビ 松茸 高級肉 熊の手 ワイン(もしくは酒)などが入っている模様。」

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なるほどOK。あとはこの画像と、前回食べたレトルトシャイニーカレーの材料を参考に、左から、福神漬、キャビア、アワビ、まぐろ、フカヒレ、堕天使の涙。

 

イエスわかった。じゃあ食材を買いに行くことにしよう。

ということでやってきたのが

https://www.ryutsuu.biz/images/2014/05/20140509uniqlo-1.jpg

お写真:https://www.ryutsuu.biz/backnumber/store/g050908.html

 

御徒町にある吉池。

ここは1Fの鮮魚コーナーがかなり充実しており、お手頃なお値段で珍しい食材が買えるのです。この日も、

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沼津でもないのに活けのタカアシガニが普通に置いてあるし。さすがだ。

 

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充実の魚介類。アワビは活きのいいクロアワビを買います。

 

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まぐろ一本買うか!?

 

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アブラツノザメほしかったけど今回はパス。

 

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カレーは香辛料から作ると魚介に合わせにくいのでルー買います。

 

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他にもアメ横センタービルに行ってみたり、日本橋三越にいったりして、食材を仕入れてきました。


アレ・キュイジーヌ!!(料理開始)

料理の鉄人の鹿賀丈史ばりに始めたいと思います。
まず買ってきた食材はこちら。

 

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いくつかポイントがあります。

生のまぐろは絶望的にカレーに合わないので、松阪牛ステーキに変更。
キャビアも同じく、カレーに入れるのは冒涜でしかないので、別のものに変更。食べる時の味を重視し、これはさすがにアカンやろというのを変更しました。

 

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それではまず、アワビとサザエを調理します。良い大きさの三陸産クロアワビです。

 

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歯ブラシで洗い、 圧力鍋で1時間ほど蒸します。

 

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昆布を乗せてラップでくるむ。アワビは柔らかく蒸すのが難しいのです。

 

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今回、季節柄マツタケが入手できず、かといって冷凍とか使うのもどうかと思ったので、カレーにも負けない香りを放つ高級キノコということで乾燥ポルチーニ茸と、味シメジの大黒しめじを購入しました。

 

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ポルチーニは水で戻しておきます。

 

堕天使の涙

 

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そして次は、「堕天使の涙」を作ります。

本来は「タバスコを入れた黒いたこ焼き」を作るのですが、レトルトのシャイニーカレーに習い、「黒くて丸い魚の練り物」にしようと思います。なので今回は「イカスミ入り黒はんぺん」にします。

 

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鱈の切り身に山芋をまぜて、フートプロセッサで粉々にします。

 

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ふわふわになった

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そしてイカスミを混ぜます。スペイン産です。

 

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ふぉおおおお

 

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真っ黒になった!漆黒の闇に堕天!( ゚Д゚)

 

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これを丸く整形します。ちょっと水分多くなったので、片栗粉をまぶしながら丸めます。

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ゆでます。

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できました。堕天使の涙。激辛要素は加減がわからないのであとから入れることにします。

 

トッピングの下ごしらえ

 

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そうこうしてたら、貝類が蒸し上がりました。

 

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キレイに蒸し上がったサザエとクロアワビ!!美味しそうすぎる…これだけでええやんか…日本酒もってこいや…

具材がある程度準備できたら、今度はカレーソースを作るのです。

 

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玉ねぎは「札幌黄」という種類。小さいですが、甘みがあってカレーにはとても合うやつです。たまちゃんですよー!!

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微塵に切り刻んでラップしてレンチンします。そうしたほうが短時間で飴色にアメイジングします。JINJINアメイジング♪

 

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キュアラブリーは無敵なんだから。

 

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そして牛スネ肉を焼きます。

 

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ユーゲットバーニン。

 

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君らしく誇らしく向かいます。

 

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鰹節です。今回は魚介にあわせるので、和風牛すねカレーにするため、かつおだしを取ります。

 

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良い出汁がとれました!

 

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玉ねぎたちとトゥギャザーして、

 

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ガッツリ圧力かけていきます。なんだこのプレッシャーは!?( ゚Д゚)

 

お米を炊く

 

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お米にもこだわります。岐阜県産の「龍の瞳」。

「コシヒカリの約1.5倍ほどの大粒で、粘り、香り、甘味、歯ごたえに優れている。また胚芽の一部を残して精米するため栄養的にも優れている。」

というお米だそうで、カレーにめっちゃ合いそうだということで選びました。あとはネーミングが中二病っぽくて、ヨハネ感があるなというのも決定打です。

 

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龍の瞳からこぼれ落ちる堕天使の涙はやばみがある。

 

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十分加水できたので炊きます。

 

カレーソース作り

 

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ポルチーニが黒きオーラをまといながら復活しました。

 

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圧力かけた結果、いい感じの玉ねぎスープができました。

 

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ここで隠し味、ボルネオ産の「海老の発酵ペースト」を投入。果てしなく臭いのですが、入れるとものすごく旨味が増すのでオススメです。

 

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スープに戻したポルチーニも投入します。これでカレーソースのベースができあがりました。これだけでもかなり旨味が深く美味しい汁だ…

 

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今回使うルーはこちら。22種類のスパイスを使った、オリエンタルカレーの「香り薫るカレールウ」です。

 

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 すばらしくスパイスの香りが薫ります。

 

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スープベースとあわせて、カレーソースができあがりました。札幌黄の甘さに、濃厚なスネ肉&かつおの出汁、ポルチーニの香り…脳みそ溶けるやつ。

ぶっちゃけこれだけでも相当美味しいカレーなんやで…

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そうこうしてるうちに「龍の瞳」が炊きあがりました。炊きたてご飯の香りはヤベーイ…

 

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トッピング用に、松阪牛のモモ肉を焼きます。

 

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本来のシャイニーカレーにはマグロを乗せるのですが、何度も言うように生のマグロをカレーに乗せるのにはどーーうしても抵抗感があるので、色味をあわせるために、松阪牛にチェンジ。ぶっちゃけこっちのほうが値段は高い!w

 

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食材はコチラ!A5ランク黒毛和牛ロースです。

 

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ついでにポプテピクッキング再現!!(゚∀゚) 松阪牛モモやけどな!!

 

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両面しっかり焼きます。

 

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肉汁を定着させるために、アルミホイルにくるんでしばらく置きます。蒸着!

電送、コンバットスーツ!

 

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福神漬の用意も万全だ!!!( ゚Д゚)

 

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炊きたての龍の瞳を盛り付けて、いよいよトッピングです…

白ごはんにアワビを乗せるというのは若干冒涜的な絵面ですよ。ここにカレーかけるとか普通はありえん…

 

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高価なフカヒレも用意した!!もう後戻りはできない!

そして・・・

 

真シャイニーカレー完成

 

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こうなりました。

 

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左から、福神漬、キャビアの代わりに魚卵の油漬け、アワビ、松坂牛、フカヒレ、堕天使の涙。

堕天使の涙には、コチュジャンを乗せて辛味+赤い汁を再現。

 

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上からの撮影。ちょっとピンぼけしちゃった。

 

味もかなり満足のいく仕上がりになったぜイエイ。キャビアとマグロはどうしても許せなかったので代用しましたが、おかげでカレーとしての完成度はとても高く、かなり美味しくいただくことができました。

 

しかし、これではそこまで高い金額にはなってない…本当のシャイ煮にはまだ高みがある…ここまできたら頂に挑戦したい…

 

シャイニーカレーを超える、超シャイニーカレーへ

 

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そう、このホテルオハラの「シャイニーカレー」を、どうせなら超えてみたい!!

 

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ということでトッピングを追加だ!!!( ゚Д゚)

 

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カモン車海老!!!(゚∀゚)

 

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カモンオマール!!!(゚∀゚)(゚∀゚)

 

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カモンマンボウ!!!!(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(実は半分このために買った)

 

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いくぜオマール!!お前は海老だ!!海老になるんだ!!!!( ゚Д゚)

 

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超えました。優勝です。

 

トッピングはポルチーニ、大黒しめじ、アワビ、松阪牛、菜の花、車海老、マンボウ、オマール海老、フカヒレ、堕天使の涙です。

 

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ずらまるも納得の完成度です。トータルの原材料費は数万円…(;´∀`)

味はもう、それぞれの素材の主張が強すぎてカレーに混ぜてもまとまりません。別々で食べるのが良さそうなので、

 

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 一部は日本酒と一緒に美味しくいただきましたw

 

最後に、3パターンのシャイニーカレーにて終わります。よかったですね。

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シャイニーカレー勢揃い

 

 

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