先日、ラブライブサンシャインのグッズのひとつでもある、レトルト版のシャイニーカレーを食べたことをキッカケに、「あれ?これ自分で作れるんじゃね?」と思い立ち、アニメの再現版「真・シャイニーカレー」自作してみることにしました。行動力の化身。
さ、めしあがれ!
↓一個前の記事。
まず結果からいうと、こうです。
左:作ったシャイニーカレー 右:アニメに出てきたシャイ煮のカレー
どうですかこの再現度。
見た目はほぼ完璧です。
今回はラブライバー&料理するマンとして「アニメの再現ではあるけど、味にも妥協ぜず、ちゃんと美味しいカレーにする」というこだわりを持って挑んだので、原作の素材からは一部変更していますが(さすがに生のマグロはあり得ないww)、ほぼアニメに登場したシャイニーカレーです。厳密にいうと、「シャイ煮カレー」ですね。
材料の仕入れ
まず食材を仕入れなければいけません。
ネットで調べてみると、シャイ煮に使われていた食材は、
「アワビ サザエ カニ マンボウ 鯛 エビ 松茸 高級肉 熊の手 ワイン(もしくは酒)などが入っている模様。」
なるほどOK。あとはこの画像と、前回食べたレトルトシャイニーカレーの材料を参考に、左から、福神漬、キャビア、アワビ、まぐろ、フカヒレ、堕天使の涙。
イエスわかった。じゃあ食材を買いに行くことにしよう。
ということでやってきたのが
お写真:https://www.ryutsuu.biz/backnumber/store/g050908.html
御徒町にある吉池。
ここは1Fの鮮魚コーナーがかなり充実しており、お手頃なお値段で珍しい食材が買えるのです。この日も、
沼津でもないのに活けのタカアシガニが普通に置いてあるし。さすがだ。
充実の魚介類。アワビは活きのいいクロアワビを買います。
まぐろ一本買うか!?
アブラツノザメほしかったけど今回はパス。
カレーは香辛料から作ると魚介に合わせにくいのでルー買います。
他にもアメ横センタービルに行ってみたり、日本橋三越にいったりして、食材を仕入れてきました。
アレ・キュイジーヌ!!(料理開始)
料理の鉄人の鹿賀丈史ばりに始めたいと思います。
まず買ってきた食材はこちら。
いくつかポイントがあります。
生のまぐろは絶望的にカレーに合わないので、松阪牛ステーキに変更。
キャビアも同じく、カレーに入れるのは冒涜でしかないので、別のものに変更。食べる時の味を重視し、これはさすがにアカンやろというのを変更しました。
それではまず、アワビとサザエを調理します。良い大きさの三陸産クロアワビです。
歯ブラシで洗い、 圧力鍋で1時間ほど蒸します。
昆布を乗せてラップでくるむ。アワビは柔らかく蒸すのが難しいのです。
今回、季節柄マツタケが入手できず、かといって冷凍とか使うのもどうかと思ったので、カレーにも負けない香りを放つ高級キノコということで乾燥ポルチーニ茸と、味シメジの大黒しめじを購入しました。
ポルチーニは水で戻しておきます。
堕天使の涙
そして次は、「堕天使の涙」を作ります。
本来は「タバスコを入れた黒いたこ焼き」を作るのですが、レトルトのシャイニーカレーに習い、「黒くて丸い魚の練り物」にしようと思います。なので今回は「イカスミ入り黒はんぺん」にします。
鱈の切り身に山芋をまぜて、フートプロセッサで粉々にします。
ふわふわになった
そしてイカスミを混ぜます。スペイン産です。
ふぉおおおお
真っ黒になった!漆黒の闇に堕天!( ゚Д゚)
これを丸く整形します。ちょっと水分多くなったので、片栗粉をまぶしながら丸めます。
ゆでます。
できました。堕天使の涙。激辛要素は加減がわからないのであとから入れることにします。
トッピングの下ごしらえ
そうこうしてたら、貝類が蒸し上がりました。
キレイに蒸し上がったサザエとクロアワビ!!美味しそうすぎる…これだけでええやんか…日本酒もってこいや…
具材がある程度準備できたら、今度はカレーソースを作るのです。
玉ねぎは「札幌黄」という種類。小さいですが、甘みがあってカレーにはとても合うやつです。たまちゃんですよー!!
微塵に切り刻んでラップしてレンチンします。そうしたほうが短時間で飴色にアメイジングします。JINJINアメイジング♪
キュアラブリーは無敵なんだから。
そして牛スネ肉を焼きます。
ユーゲットバーニン。
君らしく誇らしく向かいます。
鰹節です。今回は魚介にあわせるので、和風牛すねカレーにするため、かつおだしを取ります。
良い出汁がとれました!
玉ねぎたちとトゥギャザーして、
ガッツリ圧力かけていきます。なんだこのプレッシャーは!?( ゚Д゚)
お米を炊く
お米にもこだわります。岐阜県産の「龍の瞳」。
「コシヒカリの約1.5倍ほどの大粒で、粘り、香り、甘味、歯ごたえに優れている。また胚芽の一部を残して精米するため栄養的にも優れている。」
というお米だそうで、カレーにめっちゃ合いそうだということで選びました。あとはネーミングが中二病っぽくて、ヨハネ感があるなというのも決定打です。
龍の瞳からこぼれ落ちる堕天使の涙はやばみがある。
十分加水できたので炊きます。
カレーソース作り
ポルチーニが黒きオーラをまといながら復活しました。
圧力かけた結果、いい感じの玉ねぎスープができました。
ここで隠し味、ボルネオ産の「海老の発酵ペースト」を投入。果てしなく臭いのですが、入れるとものすごく旨味が増すのでオススメです。
スープに戻したポルチーニも投入します。これでカレーソースのベースができあがりました。これだけでもかなり旨味が深く美味しい汁だ…
今回使うルーはこちら。22種類のスパイスを使った、オリエンタルカレーの「香り薫るカレールウ」です。
すばらしくスパイスの香りが薫ります。
スープベースとあわせて、カレーソースができあがりました。札幌黄の甘さに、濃厚なスネ肉&かつおの出汁、ポルチーニの香り…脳みそ溶けるやつ。
ぶっちゃけこれだけでも相当美味しいカレーなんやで…
そうこうしてるうちに「龍の瞳」が炊きあがりました。炊きたてご飯の香りはヤベーイ…
トッピング用に、松阪牛のモモ肉を焼きます。
本来のシャイニーカレーにはマグロを乗せるのですが、何度も言うように生のマグロをカレーに乗せるのにはどーーうしても抵抗感があるので、色味をあわせるために、松阪牛にチェンジ。ぶっちゃけこっちのほうが値段は高い!w
食材はコチラ!A5ランク黒毛和牛ロースです。
ついでにポプテピクッキング再現!!(゚∀゚) 松阪牛モモやけどな!!
両面しっかり焼きます。
肉汁を定着させるために、アルミホイルにくるんでしばらく置きます。蒸着!
電送、コンバットスーツ!
福神漬の用意も万全だ!!!( ゚Д゚)
炊きたての龍の瞳を盛り付けて、いよいよトッピングです…
白ごはんにアワビを乗せるというのは若干冒涜的な絵面ですよ。ここにカレーかけるとか普通はありえん…
高価なフカヒレも用意した!!もう後戻りはできない!
そして・・・
真シャイニーカレー完成
こうなりました。
左から、福神漬、キャビアの代わりに魚卵の油漬け、アワビ、松坂牛、フカヒレ、堕天使の涙。
堕天使の涙には、コチュジャンを乗せて辛味+赤い汁を再現。
上からの撮影。ちょっとピンぼけしちゃった。
味もかなり満足のいく仕上がりになったぜイエイ。キャビアとマグロはどうしても許せなかったので代用しましたが、おかげでカレーとしての完成度はとても高く、かなり美味しくいただくことができました。
しかし、これではそこまで高い金額にはなってない…本当のシャイ煮にはまだ高みがある…ここまできたら頂に挑戦したい…
シャイニーカレーを超える、超シャイニーカレーへ
そう、このホテルオハラの「シャイニーカレー」を、どうせなら超えてみたい!!
ということでトッピングを追加だ!!!( ゚Д゚)
カモン車海老!!!(゚∀゚)
カモンオマール!!!(゚∀゚)(゚∀゚)
カモンマンボウ!!!!(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(実は半分このために買った)
いくぜオマール!!お前は海老だ!!海老になるんだ!!!!( ゚Д゚)
超えました。優勝です。
トッピングはポルチーニ、大黒しめじ、アワビ、松阪牛、菜の花、車海老、マンボウ、オマール海老、フカヒレ、堕天使の涙です。
ずらまるも納得の完成度です。トータルの原材料費は数万円…(;´∀`)
味はもう、それぞれの素材の主張が強すぎてカレーに混ぜてもまとまりません。別々で食べるのが良さそうなので、
一部は日本酒と一緒に美味しくいただきましたw
最後に、3パターンのシャイニーカレーにて終わります。よかったですね。
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